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装甲騎兵ボトムズ



  全ては、リドの闇の中から始まった。
人は生まれ、人は死ぬ。天に軌道があれば、人には運命がある。
炎に追われ、閃光に導かれ、辿りゆく果ては何処。
だが、この命、求めるべきは何。目指すべきは何。討つべきは何。そして、我は何。



ここは、管理人が歴代アニメの中でも最高傑作であると固く信じている、『装甲騎兵ボトムズ』を語る場所です。
ボトムズとは、1983年(20年前!)に高橋良輔監督によって作成された
リアルロボット屈指の傑作とも言える作品です。
その主な特徴は、主人公の載るロボットが今までのヒーローロボットのように、
唯一無二、最強の力を誇るのではなく、単なる戦車と変わりがなく、
使い終わったら次々と乗り捨てていくと言う点です。
また、それだけでなく、世界観自体も、夢や希望など何の意味もなく、
支配するは闘争と弾丸が支配する戦場のみ、
という実にハードでダークな世界です。

その荒廃した世界を駆け抜けるのが、主人公、キリコ・キュービィ
彼は幼い頃より、人間性を排除され、ただ戦い生き残る事のみを叩きこまれた、まさしく戦闘機械。
そんな彼が、仲間や愛する人を見つけ出し、《人間》として再生していく。
これが、ボトムズのテーマの一つです。
それと同時に、『心臓に向かう針』の例えのように、キリコは絶対的支配への反抗者でもあります。
《支配への拒否》《人間としての再生物語》。
この二つがボトムズの大きなテーマと言えるでしょう。


―――ギルガメスとバララント。
この二つの星系では、最早理由も定かではない戦争が百年もの間続けられていた。
長年に渡る戦争の果て、両陣営の疲弊は極みに達し、人々の心すらも荒廃しきっていた。
そんな夢や希望など最早何も意味を無くした荒廃した世界に、一人の男の物語の幕が上がる。

“俺の運命を狂わせた、あの忌ま忌ましい戦争は、その日終結した。
だが、それは何の意味もない。
あれを見たときから、俺自身の戦いが始まっていたのだ。果てのない戦いが”

荒廃した世界、止む事の無い銃弾、果てしない闘争
……最早全ての価値が失われてしまった世界で、一人の男が駆け抜ける。
信じられる物は己のみ。身に纏うは鋼の巨人。手にするは弾丸の牙。
はたして、その果てに待ち受ける物とは何か。



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